インデックス投資は「負けない」投資!NISA歴8年のリアルな運用結果を公開

技術職の資産形成

製造業や技術職の現場にいると、日々の安全確認や突発的なトラブル対応、そして絶え間ない工程改善などに追われ、仕事が終わる頃には心身ともにクタクタ…という方も多いのではないでしょうか。

「将来のためにNISAをやった方がいいのは分かっている」
「でも、家に帰ってから難しい投資の勉強をする気力はない」

こんな風に思って、投資への一歩を踏み出せずにいませんか?私も製造現場の最前線で働く身として、その気持ちは痛いほど分かります。そのような忙しい技術職・現場作業者にこそ、「一度設定したら、あとはひたすら放置するだけ」のインデックス積立投資が最適です。

私は旧NISAの時代から8年ほど投資を続けていますが、「長く続ける程、大きな利益が得られる」ことを身をもって実感出来ています。なので、忙しさにかまけず、少額でも良いので一刻も早く積立投資を始めることを強くおすすめします

今回は、NISAでの積立投資がおすすめの理由と、私が実際に毎月買っている商品と運用結果、そして大人気の「オルカン」を選ばなかった理由について解説します。

なぜNISAの積立はインデックス投資がおすすめなのか?

結論から言うと、インデックスの積立投資はドルコスト平均法」によって負けにくく、なによりメンタルに優しいからです。

そもそも「インデックス投資」って何?

インデックス投資とは、日経平均株価やアメリカのS&P500といった「市場全体の値動き(指数)」に連動するように作られた投資手法のことです。特定の企業(例えばトヨタやアップルなど)の株を個別に選んで買うのではなく、「世界中の会社」や「日本の会社全体」の株を、まるごと少しずつ「詰め合わせパック」にして買うようなイメージです。

この手法の最大の強みは、長期的な目線で見れば、大半の商品が「右肩上がり」に成長していく傾向があるという点です。

  • 短期的な動き: 〇〇ショックのような出来事で、株価が一時的に下落することは当然あります。
  • 長期的な動き(10年〜20年): 人口の増加や新しい技術の進歩によって、世界経済は立ち止まることなく成長し続けています。市場全体に広く投資していれば、この経済成長の恩恵をそのまま受けることができます。

つまり、「次にどの企業の株が上がるか」をプロのように必死に予想する必要はありません。市場全体が長期的に成長していくことを信じて、機械的にコツコツと積み立てていく。

大きく「勝つ」ための投資ではなく、最後に「負けない」投資がインデックス投資なのです。

「ドルコスト平均法」って何?

ドルコスト平均法とは、毎月決まった金額で同じ商品を買い続ける手法のことです。定期預金で貯金する代わりに、毎月 金融商品を買うようなイメージです。

決まった金額で金融商品を買うと、その時の相場によって価格が変わるので、

  • 株価が高い時: 少ない量しか買わない
  • 株価が低い時: たくさんの量を買う

自動的にこうなります。

これを機械的に繰り返すことで、結果的に「平均購入単価」を低く抑えることができます。

インデックス投資の商品は大半が長期的には右肩上がりになるので、毎月決まった額を購入していけば、長期では確実に利益が出る、というわけです。

現場での業務改善と同じで、投資も「自動化・仕組み化」してしまうのが一番です。相場を読んで一喜一憂する必要がないため、日中は目の前の仕事に100%集中しながら、裏側でコツコツと資産を育てていくことができます。

最後に損しないために大切なのは、「途中で止めず、とにかく長く続けること」です。

NISA歴8年の実際の運用益

私は2019年から積立投資を始めました。マイホーム購入の検討で、ファイナンシャルプランナーに資金の相談をした際にアドバイスを受けたのがきっかけです。

積立開始初期はコロナショックによる暴落もあり、一時、元本の7割程度まで評価額が減ることもありました。その時は投資を止めた方が良いのではないかと考えましたが、結局は積立を止めず、投資を継続しました。

その結果、’26年6月現在、

積立額評価額増益率
4,678,000円8,875,438円+190.0%

と、約8年間で2倍近い運用益を得ることが出来ています。現在の相場がかなり良いことが大きな要因ですが、長く続けたことで、インデックス投資の恩恵を大きく得られていると実感出来ています。

次項で、実際に私がどのような商品を買っているのかを紹介します。

私が実際に買っている商品(先進国株、国内株、新興国株の6:2:2)

現在、私はeMAXIS Slimシリーズを以下の割合で毎月積み立てています。

  • 先進国株式(日本除く): 60%
  • 国内株式(TOPICS): 20%
  • 新興国株式: 20%

当時は今ほど世間的に投資が注目されておらず、S&P500やオルカンといった投資商品以外にも色々な商品がおすすめされていました。とりあえず積立NISAの書籍を1冊買い、そこでおすすめされていた買い方を自分なりにカスタマイズしていった結果が、この積立配分です。

人気の「オルカン」と比較したメリット・デメリット

投資信託といえば、世界中の株に一本で投資できる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカンが一番人気です。

結論としては、私の買い方よりオルカンを選ぶ方が確実に良いと思います。

購入する商品をガチャガチャ動かしたくなかった、というのが大きな理由の1つですが、それ以外にもメリット、デメリットがあります。私が買っている「6:2:2」の分割と、オルカン一本の場合を比較してみました。

特徴私の配分(6:2:2)オルカン(参考値)
先進国(除く日本)60%約 84%
日本株の割合20%約 5.5%
新興国株の割合20%約 10.5%
米国への依存度低め(約40%台)非常に高い(約60%超)
リバランス自分で調整が必要自動で調整してくれる

私の配分(6:2:2)のメリット

  1. 日本株が多め(為替リスクの軽減)
    オルカンは日本株の比率が約5.5%しかありません。私の配分では日本株を20%持っているため、極端な円高に振れた際のクッション役になります。また、私たちが日々働いている日本の製造業など、国内企業の経済の動きが肌感覚で分かりやすいという利点もあります。(日本の製造業従事者として、日本株に多めに投資したいと考えた結果でもあります)
  2. 新興国の成長を取り込める
    インドや台湾など、今後の経済成長が期待される新興国の比率を20%と高めに設定しています(オルカンは約10%)。将来の爆発的な成長の恩恵を、より多く受ける狙いがあります。
  3. 米国株への「一極集中」を和らげる
    現在のオルカンは中身の6割以上がアメリカの企業です。もちろん米国は強いですが、「もし米国経済が停滞したら…」というリスクを分散するため、あえて先進国(米国含む)の比率を少し抑えています。

デメリット(注意点)

  1. 信託報酬(コスト)がわずかに高い
    オルカンの信託報酬は約0.057%と超低コストです。私の3商品を組み合わせた場合の平均コストは約0.118%となり、オルカンよりは少しだけ割高になります。(それでも十分に安い水準ですが)
  2. 米国株が絶好調の時はパフォーマンスで負ける
    「米国一強」の時代が今後も続いた場合、米国比率が高いオルカンの方が利益は大きくなります
  3. リバランス(配分調整)の手間
    数年運用していると、値上がりした商品と値下がりした商品で「6:2:2」の比率が崩れてきます。これを年に1回程度、元に戻すメンテナンスの手間が少しだけかかります。

まとめ:あなたにピッタリな商品の選び方

結論として、どちらが正解ということはありませんが、これから積立投資を始めるのであれば、オルカン1本で十分だと思います。

  • 「とにかく何も考えずに、ほったらかしで世界経済に投資したい!」 という方は、迷わずオルカンがおすすめです。
  • 「米国依存を少し減らして、日本や新興国にもしっかり期待したい!」 という方は、私のように自分の好みの配分で組み合わせるのも投資の醍醐味です。

ちなみに私は、その年に値上がりが小さかった商品の積立割合を増やすよう、年に1回 配分を見直すようにしています。(その年に上がらなかった商品が、次の年以降上がる可能性が高いため。直近は日本の方が値上がりが大きいので、先進国に多めにしようかと思っています。)

大切なのは、どちらを選ぶにせよ「ドルコスト平均法でコツコツと市場に居続けること」。そして、「少額でも良いので、長期間積み立てること」です。現場の仕事と同じで、日々の地道な積み重ねが数年後、数十年後に大きな成果となって表れます。この記事が、皆さんのNISA選びの参考になれば嬉しいです。

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